千代田九条の会
ニューズレター 号外(2006・1・1)


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ニューズレター 号外(2006・1・1)

<事務局連絡先>千代田区猿楽町1−3−5 久野ビル3階 

よびかけ人代表 鍛冶俊秀、隅野隆徳、中川雄一郎

千代田九条の会 第2回講演会開かれる  

2005年11月19日  明治大学リバティータワーで


 千代田九条の会と明治大学九条の会は、11月19日土曜日の夜6時から、明治大学リバティータワー2階の1021教室で第二回の講演会を開催しました。
当日は午後1時から明治公園で集会が開かれたり、隣の教室では明治大学軍縮平和研究所関係のシリーズの映画界が開かれるなど、10月28日の自民党改憲案の発表の後だけにさまざまな取り組みが行われていました。




 今回は講師に作家の早乙女勝元さんをお迎えし、さまざまな団体や教会、寺院などに申し入れを行い、150名が参加しました。
今回の講演会に向けて、11月18日には千代田春闘共闘と共同でNHK、毎日、読売、朝日新聞へとマスコミ各社に、憲法問題での公正な報道を要請する行動を行いました。NHKや毎日新聞社は責任ある立場の人が対応してくれましたが、他は「お客様係」でした。(要請文は最後に)
また、11月9日には、夕方6時からお茶の水駅頭で集会のお知らせの宣伝行動を千代田春闘共闘の協力で行いました。



 ☆早乙女さんの講演


  「憲法九条を子どもたちに」−ある作家の体験から
    

早乙女勝元先生 早乙女先生の要望で、講演の前に最初にビデオを上映しました。「軍隊をすてた国」ダイジェスト版で15分のものです。コスタリカを取り上げたドキュメントで本編は100分ぐらいのものです。
早乙女先生の講演は、戦争が終わったとき、夜空襲を気にせずに電気がつけられ、「平和は明るい」と思ったそうです。昭和20年(1945)3月10日の東京大空襲で10万人が死亡、100万人が罹災した経験を話ながら、戦争では必ず民間人が犠牲になること。その人たちが祭られている東京都慰霊碑に総理大臣が訪れたことは一度もないと述べた上で、イラクに自衛隊が派遣されて日本が大きく変わってきていること、憲法九条と教育基本法が変えられようとしていることの狙いが戦争する国になることであること。「他の国が攻めてくる」という意見に、コスタリカの例を述べて、「片手に武器を持って人道支援はない」、人類平和の羅針盤となるのが憲法九条だと訴え、憲法九条を守るために一人一人から行動していくことを参加者に訴えました。



◎この間結成された「九条の会」からの報告


☆実教出版九条の会 小森さんから


 教科書出版の会社で、戦後間もなく、文部省の発行した教科書「憲法の話」を出版した会社です。平和だからこそ本も読める。小森さんは労働組合の委員長ですが、職場の人に話を広げ、労働組合とは別に、憲法問題で一致する人たちで「実教出版九条の会」を結成しました。
会をつくってから、何をしたらいいかわからなくて、少なくとも毎月何かをやろうとみんなで話し合って決め多層です。これまで、学習会をやったり、自分たちでパンフレットをつくってみんなに広げていこうとか、今月はこの集会に参加しようと決めてきたそうです。これからも引き続き頑張っていきたいと決意を語ってくれました。



☆法政大学学生九条の会準備会 


 法学部1年生の学生です。ほかの学生と相談して、九条の会をつくりたいと話しているそうです。学部のある先生に話したら、協力を約束してくれました。これからみんなに呼びかけて行きたいと語ってくれました。





☆明治大学学生九条の会

 3月の明治大学での集会に準備会として参加。ゼミのみんなにも呼びかけて、担当教員に講師になってもらって学習会を開催しました。今回の集会に向けて、大学の九条の会の先生にお願いして授業の始めにこの集会のことを学生に訴えて回りました。
 今日はこのあと、若者だけで語り合う場を持ちます、とみんなに参加を訴えました。その集合場所を示すプラカードを掲げているのは、この集会の司会をやっていただいた女子学生です。


☆ 憲法問題の状況について−旬報法律九条の会
☆ 弁護士 島田修一先生から特別報告

島田修一弁護士
 島田先生は「一弁護士として発言したい」と冒頭切り出し、自民党の憲法「改正」案が「全面改正」をねらっていることの重大性を述べると同時に、その中心的なねらいは九条2項の「改正」と、96条「憲法改定手続き」の「改正」にあることを強調。
 世論調査の結果を示しながら、国民の多数は憲法9条の平和原則を守ることを望んでいること。しかし、マスコミのキャンペーンによっては世論操作もされかねないことに注意を喚起しつつ、全国に九条の会が広がっていること。草の根の国民の運動が大事であることを訴え、自分もそのために頑張る、と決意を述べました。




☆☆閉会のあいさつ−
事務局次長の浅野さん(元教師)☆☆

 千代田九条の会事務局次長の浅野さんが閉会のあいさつを行い、マスコミ各社に申し入れをしたことを報告。引き続きみんなの力を合わせて頑張っていこうと訴えました。
            :以上、文責 事務局 鈴木



  ☆☆参加者の感想から☆☆


@ 九条の削除、自衛軍の創設絶対認めるわけにはいきません。早乙女さんの講演、体験をまじえての話、平和を守る大切さをあらためて教えてもらいました。九条を守るため頑張っていきたいと思います。


A 憲法を守る気持ちは誰にも負けないと思っていますが、今日の早乙女さんの話を聴いてますますその気持ちが強く、確かなものになったと思います。人がこの世に生まれて、武器でその命を絶たれることなど望みません。憲法九条こそ日本で世界に誇れるただひとつの宝物です。


B 私は初めて「九条の会」に参加しました。早乙女さんのお話は大変すばらしいもので感動したし、私ももっと勉強していかなければと思いました。また島田さんのお話の最後にもありましたが、九条について考える場がこの世の中に少なすぎると思います。もっと多くの人達と議論しなければならないと思いました。


C 戦争を忘れてしまうことはとても怖いことだと思いました。改めて憲法のある意味を考えなければならないと思いました。


D 戦争体験者(被害者)の平和に対する思いが強く伝わってきました。私自身、平和でなければ発展しない旅行会社に勤務しています。今回の集会に参加し、まずは一人から平和を守るための働きかけを行なっていきたいと思います。


E ありがとうございました。思っている以上に権力側の動きが早いのを感じました。千代田区内の印刷・出版関連の方々と「九条の会」発展させたいと思います。自由と経営の安定のために!


F バラバラにされた1人1人を日常から結びつける取り組みが大切だなとあらためて思いました。頑張りましょう。


G 自民党の改正案の学習ができてよかったです。この真実を仲間に伝えれば改正を止める力になると思いました。


H いい話がきけてよかった。


I コスタリカの軍隊を捨てた国のダイジェスト版の中で1983年のニカラグアの紛争の時の永久中立国の宣言をしている時は泣きそうになった。日本もそうなるべきだと思った。


J 司会のお二人、法政大・明治大の学生の方々が、明るくがんばっている姿がとても良かったです。まだまだ日本の若者だってすてたものではないですよね。早乙女さんのお話もわかりやすくとてもよかったです。











☆★NHK、毎日新聞社、読売新聞社、
          朝日新聞社への申し入れ★☆


2005年11月18日
千代田区春闘共闘委員会
議長 加藤哲夫
千代田九条の会
事務局長 中川雄一郎
 
憲法改正報道に関する要請書

 日ごろの活動に敬意を表します。昨年、大江健三郎氏、井上ひさし氏ら9名が日本国憲法九条をまもるアピールを発表し9条の会を誕生させました。千代田九条の会はこの呼びかけに応え本年3月発足しました。千代田区春闘共闘委員会はこの千代田の地で憲法「改正」に反対する立場で運動を進めてきました。
 さて、自民党が「新憲法草案」を出しました。これに続き、民主党も「憲法提言」を行いました。日本経団連がこれらを競わせる形で改憲を迫っています。私たちは制定依頼の憲法の危機ととらえています。自民党草案は憲法前文を葬り、憲法の土台である侵略戦争への反省を捨て去りました。第9条2項を破棄し、自衛軍を作り海外で戦争する国に変質させる企てを露にしてきました。このことは形を変えたクーデターといっても過言ではありません。憲法改正要件を緩和しさらなる改憲をも視野に入れています。
 そこでマスメディアである貴社、貴局の役割が大きく問われていると思います。釈迦に説法になりますがマスメディアの役割は真実の報道であり客観的な報道であります。私たちは今、マスメディアがこれに充分応えているかについては強く懸念しているところです。なぜ今、憲法改正が必要なのか。日本国憲法が世界でどの様な位置を占めているのか。改正されたらどうなるのか。憲法「改正」に反対する運動はどうなのか。などの国民の知る権利に関して充分、責務を果たしているとは思えません。
 先の総選挙報道でも「郵政民営化の是非」「刺客」報道に偏重し真実がこれに隠れ自民党「大勝」の大きな要因となりました。
 貴社、貴局におかれましては60年前の事実を思い起こしてください。大本営発表を積極的に行い国民を戦争に駆り立てあの惨禍を引き起こしました。その反省から「二度と間違いは起こさない」と日本国憲法を尊主する立場を明確にしました。
 この立場を堅持し、マスメディアとしての精神を発揮されるよう要請するものです。
                                               以上