千代田九条の会
ニューズレター NO4(2005・8・19)


ニューズレター NO4(2005・8・19)

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ニューズレター NO4(2005・8・19)

<事務局連絡先>千代田区猿楽町1−2−4冨田屋ビル402 

よびかけ人代表 鍛冶俊秀、隅野隆徳、中川雄一郎

千代田九条の会 第3回よびかけ人会議開かれる 

 7月20日、第3回よびかけ人会議が開かれました。
冒頭、代表世話人の隅野氏から、この間の活動の中で、特に6月30日の千代田平和集会の話と、日販での学習会の話が紹介されました。

1.堀口雅子さんが語る−第一回ミニ講演会
・今回、始めての試みとしてミニ講演を開く事にし、六番町在住で産婦人科医の堀口雅子さんにその第一回の講師をお願いしました。せっかく集まるのだからとお願いして、快く引き受けていただきました。以下、要旨を紹介します。

・戦時中、中学2年生から学徒動員のためO電気で働きました。授業はそれから、終戦、4年生の夏過ぎまでありません。しかし、激しい労働、乏しい物資をさいて慰問袋を送るのも、「お国のため、兵隊さんのため」と思っていました。
 8月15日、終戦の放送を聞いた私たちは 町から皇居まで歩き、玉砂利に頭をつけ「天皇陛下、申し訳ありません」と涙を流してお詫びしました。しかし、これは出来れば語りたくない、私のこころの中の大変恥ずかしい部分です。あの時代、私たちは何の疑いもなくお国のため、天皇のためと洗脳されていたのです。
 一方、「これでもう、夜中防空壕に入ることもなく、ぐっすり眠れる」と思ったのは、体力・ 気力ともに限界だったのでしょう。こころから嬉しかった。勉強もできるのだと。しかし、戦争が終わってみると、かけがえのない人を失ったこと、一人ひとりが人生の大切なものを失ったことをひしひしと感じます。加藤シズエさんが生前100歳を超えてもなお「戦争はいけません」と訴えておられました。子を失った女性、命を生み出す女性ゆえの心からの叫びです。
 その後、私は産婦人科医になり、今日にいたっております。子どもたち・若者の現状を見ると、性行動の活発化が目につき心配です。彼らは「みんなセックスしているよ。なぜしないの?遅れちゃうよ。大変。」と思い込まされています。戦時中、私たちが「お国のために」と洗脳されたように、マスコミに、大人に踊らされています。その結果、望まない妊娠・性感染症に悩むことになるのです。一方、妊娠・性感染症を防ぐために必要な正しい知識は、過激な性教育は好ましくないという考えの方々から阻止されています。正しい知識と相手を思いやるこころ、それが必要なのに、無知なために性感染症が広がり、人工妊娠中絶や予定外の出産が多発し、歪んだ次世代を生み出す原因になるのです。

 知的障害を持つ子どもたちにも思春期があり、その時期を上手に乗り越え幸せな人生を送って欲しい。それには性的衝動・相手を思いやるこころなど正しい知識を獲得する必要があり、大変な工夫と努力が必要です。保護者と教師の話合いのうえ、正しい知識を具体的指導する方法が考えられました。しかし、その大切な資料が押収され、大人のゆがんだ考えの下、「過激な性教育」「アダルトショップのような」という見出しのもと、指導用の性器のついた人形が、指導の場からは考えられない性器をむき出しにした姿で新聞紙上に載せられました。それを見せられたら普通の人はびっくりしますよね。知的障害のある生徒にも指導する教師にも大切な知識を伝えるはずの人形なのに、こんなゆがんだ形で誠意が叩かれています。これ等を放任する事は、戦争に介入した当時と無関係ではないように思います。

 みんなの話合いで、総意で、一人ひとりの幸せ、世界の幸せを築き上げていきたい。私たち戦争の悲劇を知る世代が声を大きくして阻止しなければ。私たちだけでいい。二度と若者にあの悲惨な体験をさせたくない、これが私の願いです。
 男女共同参画・ジェンダーという考えも、性教育の問題と同じように、今、一部の人々からゆがんだ評価を受け、排斥されており、注目する必要があります。話は少し異なりますが、少子化を考えるなら、子育て支援、男性の育休などに力を注ぐとともに、過酷な労働条件を改善してほしいのです。労働時間の延長等、過労により起こる月経不順は、卵巣の機能が衰えている証拠。疲労とともに生じる性欲低下はセックスレスにいたるなど、子育て以前の若者の現状こそ、不妊の原因ではないかと思います。ここに注目してほしいのです。

*お話を受けて、参加者から質問や意見が出され、約1時間座談会となりました。
(文責、鈴木)
  *ジェンダーバイアス=社会的、文化的性差。
  *少子化。労働条件が向上する事。


2.今後の取り組みについて
@秋、11月ごろに、千代田独自の集会を開催する。
 ・日程は、会場がとれ次第、決めていく。
 ・内容については、やはり憲法についてわかりやすい話が良い、と言う事でした。
 その他詳細は事務局で煮詰めていく事。準備は事務局員と協力していただける人。
A会を広げる。賛同署名を広げていく。
 ・現在、発足または準備中の会は30となりました。さらに広げてゆきましょう。
 ・賛同署名はまだ2,000です。10万めざして頑張りましょう。
Bこうした運動を支えるために、募金にご協力ください。振込用紙もあります。
*その他の問題は事務局会議で検討する事にしました。
 次回の事務局会議は9月14日(水)6時からを予定しています。